田中啓文『チュウは忠臣蔵のチュウ』文藝春秋

「忠義とはかくも滑稽で、かくも虚しいことであったか、と笑うておる。おもしろうてやがて悲しき鵜飼いかな、じゃ。君の心、臣下は知らず、とはこのことじゃ。  p.370

 あー面白かった。この作者らしいダジャレも散りばめられ、トンでも愉快な忠臣蔵ながら「…ありえるかも」思わせるものもある。しっかし、浅野内匠頭はヒガシのイメージなんですが。うーむ(汗)。