ジョゼフ・ディレイニー『魔使いの秘密』東京創元社

まさかずっと泣いていた……?そう思ったら、自分が同じ立場だったらどうするか考えさせられてしまった。ぼくが魔使いで、アリスを穴に入れたとしたら?同じことをしていただろうか。  p.312

「違う!そんなふうになる必要なんてない。おまえには選ぶことができる。自分のなりたいものになればいいんだ。おまえはお母さんを愛していた。愛することができるんだ。闇の側につく必要なんてないじゃないか。変わるのに遅すぎるなんてことはない!」  p.345

 とても13歳の少年の言葉とは思えませーん。トム、しっかりしすぎ!