2009-01-09から1日間の記事一覧

よしもとばなな『彼女について』文藝春秋

「私は、私として生まれてきて、私にしかできない感じ方と考え方を持っていて、ただそのことだけでもう、いいと思うの。決して悲しくはないよ。」 p.67 「だって、なによりも今目の前のことが大事だもの。そこが落ち着いていれば、あとは気にならないの、気…

よしもとばなな『彼女について』文藝春秋

私が昇一と最後に会ったのはふたりが小学校に上がる直前くらいのときだっただろうか。 p.5