フィリップ・リーヴ『ラークライト』理論社

ラークライト―伝説の宇宙海賊

ラークライト―伝説の宇宙海賊

 今から思えば、巨大蛾のポッターモスが目の前にあらわれたり、<始祖生物>の城から命からがら逃げたり、仲間を手伝ってジャック・ハボックの宇宙船<ソフロニア号>大砲を積みこんだりしてるとき、ぼくはそれまでの生活によく思いをはせたものだった。とりわけラークライトですごした最後の午後に……。そう、あのときからすべての災難がはじまったんだ。  p.8