2008-12-03から1日間の記事一覧

柴崎友香『星のしるし』文藝春秋

「なんもわかってへんな」 「わからなあかんこととちゃうからええねん」 「人生を損してるで」 「わたしは朝陽の知らんことをいっぱい知ってる」 「なにを」 「知らんから説明してもわかれへん」 「あっ、そうか」 p.106〜107 もしかして、神さまに祈ったり…

柴崎友香『星のしるし』文藝春秋

二階のベランダの手すりに腰掛けている二人が、こっちに向かって指差したように見えたので、あの場所から車の中にいるわたしのことは見えるんだろうかと、と思った。 p.3