2008-12-14 川上弘美「貝殻のある飾り窓」(『どこから行っても遠い町』新潮社より) 2008 作家か行 作品か行 印象的なシーン 泣くもんか、と思って、こらえた。いつの間にか自分が雨の写真を撮らなくなっていたことに、その時わたしは、はじめて気がついたのだった。 p.241 雨の日の風景写真を撮るのが趣味の私。偶然喫茶店「ロマン」に勤める赤いくちべにをひいたおばさんあけみと知り合って、奇妙な交流が芽生える。