2008-10-03から1日間の記事一覧

誉田哲也『武士道セブンティーン』文藝春秋

最初の言葉は、ちょっといいと思わない?正しい論理とは、誰にでも分かるような、ごくシンプルなものなんだ、っていうのは」 うん。なんかそれは、いい感じがする。なんか愉快。 p.226 『あのなぁ。そんな、高度競技化だか高速自動化だか知んないけど、そん…

誉田哲也『武士道セブンティーン』文藝春秋

我が心の師、新免武蔵は、自らの人生観を説いた『独行道』の中にこう記している。 いづれの道にも、わかれをかなしまず。 p.8

本谷有希子『グ、ア、ム』新潮社

窓際に座った長女は、ぼんやりとまた風土と、その土地柄に染み付く人間の性質について考えてみた。特に答えは出なかったが、こうして女三人一緒に行動してみて、いやが上にも実感する。自分たちがどんなに抗ったとしても、結局は北陸の女でしかないだろうと…

本谷有希子『グ、ア、ム』新潮社

北陸の天気は基本的に曇天。 p.3